まいでぃあー。
生きていたら
55歳の誕生日。
でも父は
永遠に52歳のまま。
感傷に浸るのは
もうやめようって
思っているけれど、
でもどうしても
考えてしまう。
父が、いま、いたら。
決まって
泣くことになるって
わかってるのに。
ばかだね。
こんな日は
くるりを聴きながら
長風呂するに限る。
怒られるの覚悟で
缶チューハイも
持ってきた。
欲張って2缶。
父の知らない世界を
父の知らない未来を
父の知らない、現在を
わたしはどうやって
やり過ごせばいいか
わからない。
二年経っても
三年経っても
ちっともわからない。
きっとどこかで
その気持ちが誰かを
傷つけてる。
でも諦められない。
なんて不毛な感情の渦。
先週友達の知り合いの
ライブに行ってきた。
すごく楽しかった。
でも、なにより淋しかった。
父のことばかりを考えて
なんだか会場の人たちに
申し訳なくなった。
父を想って泣く自分を
隣の友人に気付かれないよう
頑張って体を揺らした。
父は親父バンドを
組んでいて、
わたしは一回だけ
そのライブを見に行った。
薄暗い店内。
明滅する光。
うるさいくらいに
なりひびく音。
耳がじんわり鈍って
帰り道に違和感を
覚えたのを思い出す。
父がベースを弾く姿を
いつだって
思い出せるのに。
おとうさん、
あいたいよ。
わたしたちは似過ぎて、
お互いお酒がないと
言いたいことを
言葉にできないけど。
おとうさんと
無言で食べる昼食や
酔っ払って
批評しながら見る
映画が大好きだったよ。
もっともっと
いっしょにしたいことが
あったのに...
ひどいよ。
とうさんはずるい。
大好きだから、
きっと毎年今日を
呪うだろう。
一緒に祝えないことが
かなしくて、
くやしくて。
とうさんのばか。
ばか。だいすき。
55歳の誕生日。
でも父は
永遠に52歳のまま。
感傷に浸るのは
もうやめようって
思っているけれど、
でもどうしても
考えてしまう。
父が、いま、いたら。
決まって
泣くことになるって
わかってるのに。
ばかだね。
こんな日は
くるりを聴きながら
長風呂するに限る。
怒られるの覚悟で
缶チューハイも
持ってきた。
欲張って2缶。
父の知らない世界を
父の知らない未来を
父の知らない、現在を
わたしはどうやって
やり過ごせばいいか
わからない。
二年経っても
三年経っても
ちっともわからない。
きっとどこかで
その気持ちが誰かを
傷つけてる。
でも諦められない。
なんて不毛な感情の渦。
先週友達の知り合いの
ライブに行ってきた。
すごく楽しかった。
でも、なにより淋しかった。
父のことばかりを考えて
なんだか会場の人たちに
申し訳なくなった。
父を想って泣く自分を
隣の友人に気付かれないよう
頑張って体を揺らした。
父は親父バンドを
組んでいて、
わたしは一回だけ
そのライブを見に行った。
薄暗い店内。
明滅する光。
うるさいくらいに
なりひびく音。
耳がじんわり鈍って
帰り道に違和感を
覚えたのを思い出す。
父がベースを弾く姿を
いつだって
思い出せるのに。
おとうさん、
あいたいよ。
わたしたちは似過ぎて、
お互いお酒がないと
言いたいことを
言葉にできないけど。
おとうさんと
無言で食べる昼食や
酔っ払って
批評しながら見る
映画が大好きだったよ。
もっともっと
いっしょにしたいことが
あったのに...
ひどいよ。
とうさんはずるい。
大好きだから、
きっと毎年今日を
呪うだろう。
一緒に祝えないことが
かなしくて、
くやしくて。
とうさんのばか。
ばか。だいすき。