血縁。
祖父が亡くなりました。
つい七年前までは
三人いた祖父母も
あとは母方の祖母のみ。
父方とは訳あって
一年に二度ほどの
お付き合いでしたが、
それでもどうして
淋しいものですねえ。
祖母は母の日の近くに、
それから2年経って
父が父の日の近くに逝き、
今度は3年経って
祖父が追いかけて
いきました。
末期の肺癌だと
先月末に宣告され
今月頭から入院していて
容体が急変、逝去。
せめてもの救いは
あまり苦しまず
痛みも取り除けた中で
眠るように逝ったこと、
なんでしょうか。
父が亡くなってからは
より疎遠になっていたので
私たちに連絡がきたのは
一昨日の深夜。
危篤に陥ってからで、
寝耳に水の話に
眠気が吹っ飛び
肺癌について明け方まで
インターネットを
見ていました。
一度容態は安定した
と聞きながらも
とにかく生きているうちに
一目でも会おうと
家族総出で昨日
病院に行ったのですが、
間に合わず、
昨日未明に
逝ったとのこと。
連絡の遅さに
唖然とするも、
何よりも
冷たい祖父との対面が
辛すぎました。
特別祖父を
慕っていたわけでは
ないはずなのに、
やっぱりやっぱり
もう話せないのや
いつも赤みを
帯びていた顔が
色を無くしているのは
堪えるものですね。
血の繋がりはないのに
実の孫のように
可愛がってくれたこと、
弟の行く末を案じたり
去年の結婚式に
出席してくれたこと。
父の葬儀で
「どうして...どうして」
って泣いてくれたこと。
話を聞いてくれては
「そうかいそうかい」
って笑って、
おじいちゃんが
怒っているところなんて
見たことが無かった。
もう、
いないんだなあ。。。
祖父母には
何も孝行なんて
できなかった。
そんな関係では
なかったし、
チャンスもなかったし、
たぶん、
そんな想いもなかった。
こんな孫で
ごめんなさい。
今はせいいっぱい
心をこめて
祖父を送ることにします。
きっと向こうでは
父がお酒を用意して、
お疲れさまでした〜!
みたいな酒盛りを
しようと
待っているだろうな。
そんな中今日は
妊婦検診です。
生まれてくる命と
去っていく命。
なんだか色々
考えちゃいますが、
わたしは
わたしにできることを
精一杯やるだけ。
とりあえず今日は
お仕事頑張ります!
雨ですがみなさんも
ふぁいとー!